日本の事務所ビルは冷房負荷が大きいため、夏期の日射遮蔽が最大の課題です。一方、日射が直接入らない場合は、明るく開放感のある執務空間が求められています。 薄膜の金属層が特定波長の光(紫外・赤外線)を反射して、夏場の室温上昇を緩和します。(反射型ですので、輻射熱による温度上昇も最小限に抑えることができます)また、適度に太陽光を取り込むことにより、冬場の光熱費や照明費にも負担をかけません。相反する特性をバランス良く兼ね備え、快適な生活環境を演出するフィルムそれが"X-3フィルム"です!
【光学特性】
|
フィルム全厚
(μm) |
可視光線
(%) |
日射
(%) |
紫外線
(%) |
遮蔽
係数 |
熱貫
流率 |
透過 |
反射 |
吸収 |
透過 |
反射 |
吸収 |
透過 |
3mm透明ガラス |
― |
90 |
8 |
2 |
86 |
8 |
6 |
74 |
1 |
6 |
X-3 |
125 |
74 |
9 |
17 |
41 |
33 |
26 |
<1 |
0.54 |
5.9 |
HX-3 |
75 |
73 |
9 |
18 |
42 |
32 |
26 |
<1 |
0.58 |
5.7 |
●X-3、HX-3の構造…PETフィルム表面にスパッタリング製膜による金属多層膜をコートした反射性の高透明遮熱フィルムです。吸収性のフィルムと違い、輻射熱による温度上昇も抑え、熱割れを起こしにくい特性を持っています。